幸せな島―新しい生き方とは

島に移住しました。島の生活とそこから学んだ生き方について。

新しい生き方

まとめ 1

困っている人がいたら、 ① 直ぐに ② 誰に対してでも ③ できる範囲で ④ 自分がそうしたいから 助ける(関わる)。 というのが私が島から学んだことです。 これは一見、人のために生きているようですが、実は二つの意味で自分のために生きることにつながります…

そうしたいからする

孟子が、人には「しないではいられない心」があると言って、井戸に落ちた子どもを見たら誰でも助けようとするという例をあげています。子どもの両親と近づきになろうとか、ヒーローになろうとか、放っておいて後で責められたくないなどとは考えないだろう(※…

よそ者を受け入れる

この島には4回来て、ここならと直感的に思って引っ越したのですが、結果的によかったようです。 島の人は基本的にフレンドリーで、私のようなよそ者も自然に受け入れてくれる感じがします。もちろん、よく言われる「いい人ばかり」というのとは違います。親…

誰に対してもそうする

都会にいるときに、知らないおばあさんが重い荷物を持って歩きにくそうにしているので近くの家まで連れていったら、知人にたいそう怒られたことがありました。 そんなことをして何かあったら責任が取れない、知らない人に対してはほうっておくのがいちばんい…

すぐに助けることのよさ。

「助けるハードルが低い人たち」(2021-11-03)の続きですが、単独でも読めます。 「困っている人がいたら自分にできる範囲で助ける」ことには、もう一つ別のよい面があります。 その場ですぐ助ける(関わる)ことで、事態の悪化が避けやすいということです。 …

助けるハードルが低い人たち

「困っている人がいたら?―島の答え」(2021-11-01)の続きですが、単独でも読めます。 「路上に自転車を停めているよそ者がいたら、雨よけにいらないビニールシートを置いておいてくれる」(2021-11-01)というようなことは他にも経験があり、畑の帰り道にある…

困っている人がいたら?―島の答え―

「困っている人がいたら?―田舎の答え―」(2021-10-28)の続きですが、単独でも読めます。 ラッシュアワーの東京の駅構内で倒れていた人が誰にも助けられずに凍死した(2021-10-26のブログ)というのが、困っている人がいても関わらないという典型的な「都会」…

困っている人がいたら?―田舎の答え―

「困っている人がいたら?―都会人の答え―」(2021-10-26)の続きですが、単独でも読めます。 倒れている人がいても都会の人は関わらないようにすることが多いのに対して、田舎の人はもちろん助けると思います。自分がどこの誰かということは周囲の人に分かって…

困っている人がいたら? ―都会人の答え―

「案外人は自分のために生きていない」(2021-10-25)の続きですが、単独でも読めます。 ずいぶん前に東京の駅構内で凍死した人がいましたが、発見されたのは通勤時間が過ぎた後でした。これを聞いたフランス人が「パリでもこんなことは聞いたことがない」と驚…

案外人は自分のために生きていない

人間というものは、案外自分のために生きていないように思えます。 たとえば、仕事自体は面白くないが、家族のために働くとか、休むと迷惑がかかるから会社に行くとかいうことがあるのではないでしょうか。 また、そういうことを奨励する空気もあります。が…