幸せな島―新しい生き方とは

島に移住しました。島の生活とそこから学んだ生き方について。

島で活動を始めた人にインタビュー その1

島と人を知ってもらうためにインタビューしました。

動画は下です。

インタビューした桑田さんのインスタグラムとフェイスブックはこちらです 

https://www.instagram.com/shimokama.johnny/

https://www.facebook.com/keisuke.kuwata.7

 

www.youtube.com

 

以下が文字起こしです。

 

―今日は下蒲刈地域おこし協力隊の桑田さんに来ていただいてインタビューをさしていただきます。桑田さんよろしくお願いいたしします。

よろしくお願いします。

―桑田さん、このようにイケメンなんですけれども大変恥ずかしがり屋の方ですので、今からちょっと声だけで海を見ながらやりたいと思います。少々お待ちください。

(準備。間。)

―桑田さんは――ここは呉市というところなんですけれども――呉市の組織である地域おこし協力隊という組織があるんですけど、そこの下蒲刈島で地域おこしをしてはる方なんです。

はい、そうです。

―どのような活動をされて(いますか)

今のメインの活動は、下蒲刈島で採れた3級品の柑橘を東広島という別の地域で代理販売するという仕事です。

―この間手伝わしてもらいましたけど、楽しかったです。

お手伝いいただき、ありがとうございました。

―桑田さんは20代かと思うんですけど普通の――大学も行かれてますよね――大学を卒業していわゆる企業に就職という一般的と言われているコースではないのですが、このような仕事をされる、いきさつというのを簡単にお話いただけますでしょうか。

そうですね、いきさつだけ簡単に申しますと、大学は滋賀県教育学部の大学に行っておりまして、教育を学んでいました。けれども、もっと視野を広め、色々な価値観を知りたいと思い、卒業後に日本各地を旅しました。この島に行き着いたのは、やはり瀬戸内の島にいずれは住みたいと思っていたからです。祖母が江田島という近くの地域におり、家族で毎年キャンプに行ったり海で遊んだりした記憶が影響しているのかもしれません。
そこで、ネットを使って、「とびしま海道下蒲刈島をふくむ、列島の名称)移住体験」で検索したところ、移住体験型シェアハウスというのを地域おこし協力隊のOBである角播さんという方が運営されていました(移住体験型シェアハウスは『Be a Family』https://www.facebook.com/shimokama.family/)。 

―これは私、ブログの方でも紹介さしていただいてますのでまた見てもらったら・・・(ブログ2021-10-21「島に住んでみては」)

ええ、ぜひ見てください。1ヶ月2ヶ月住ましていただけるんですけれども、2ヶ月間住んで地域の方と交流し、この島の方はとても温かいという印象を受け、ぜひこの島に住みたいと思ってやってきたというところが簡単ないきさつです。

―今はその代理販売以外にも例えば結構子どもさん教えたりしてはりますよね。なんかそういうことにもご興味あるというか・・・。

大学の頃は不登校の子とか行きづらさを抱えている子のケアを主に学んでいたんです。統廃合によってこの島には学校がなく、隣の島の小中学校にみんな通っています。そこに本の読み聞かせに行ったり、学校のイベントに関わったりしています。夏休みには、まちづくりセンターの一室を借り、勉強したい人はしてもいいし、おしゃべりしたい人はしてもいい、遊びたい人は遊んで、という息抜きできるような居場所作りをしていましたかね。

―後、この島の、この間代理販売の時にも経験さしてもらったんですけど、下蒲刈島のアピールみたいなこともしてはりましたね。

そうですね。代理販売をしながらPRをしたり、SNSでアップしたり、できるところは積極的にやっている感じですかね。 

―この場でもよろしければこの下蒲刈島がどういうところがいいか(教えて下さい)。

下蒲刈島呉市から車で20分ぐらいで橋を通って1番目の島です。良いところは、まず海に囲まれて自然がとても豊かなことです。蘭島閣美術館や松濤園などの歴史的な建物もあります。
でも僕は人が一番財産なのではないかと思っています。
コンビニは一軒もないし、商店もちょっとだけあるくらいなので、都会の人からすると素朴すぎて住みづらいと思うかも知れないですね。けれど、人はとても温かいです。これは住んでみないとわからないかもしれないですね。
ぽっと移住してきた人などにも、困ったことがあったら何でも言ってねと言ってくれたり、ご飯をくださったりとか(笑)。物でも気持ちでもいろいろいただくことが多く、とても温かい島なので、人が財産かなと思いますね。

―それは私も感じます。
地域おこし協力隊の任期は、今年からされているんですけど、3年ということで、今地域おこしでやっていることは代理販売、その他いろいろやってはると思うんですけど、他にもやってはることとか、これからやりたいこと、それから3年任期ね、過ぎたら 、考えていはったら、 どうしていきたいかなということをちょっと簡単に教えていただければ(と思います)。

今後、代理販売は毎年柑橘の季節になったらもちろん続けていきたいと思っています。同時に、子どもに関係した仕事ですね。子どもが生きやすくなるような 子育て世代にっとっても子育てがしやすいような環境作りをしたいと思っています。
僕はずいぶん旅をしていたので、旅から得られるものが多いことが身にしみて分かっているつもりです。だから、島の子ども達を外に連れていったり、行きづらさを抱えている外の子達を島に連れてきて癒やしになるような機会を設けられたりできればいいと思っています。そういう、旅と教育を繋げられるようなことを今後はしていきたいですね。
3年後の任期を終えた後のことは、具体的には決まってないんですけれども、住み続けたいとは思っています。就職というよりも、起業して雇用を作れればいいかなと思います。子ども関係で雇用が作れればいいと思っているところです。

―そんな感じの桑田さんでした。私もプライベートで色々お世話かけて、これからも色々とお世話になると思うんですけど、本当にまあ、私がしゃべるのもなんですけど、おっしゃるようにこの・・・人がとっても良い感じ・・・。その理由はおそらくは昔から船がいっぱい通ってて、朝鮮とかオランダとかね、人を見慣れているというか・・・あるんですかね。本当に人が財産の島だなあと思っております。今日はどうもありがとうございました。

いえいえ、こちらこそありがとうございました。

YouTubeから若干編集しています) 

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下蒲刈島 公園から海を見る